CREST

日本PCIT研修センターは、CREST[共生インタラクション] 人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開に参画しています。CRESTとは、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による戦略的創造研究推進事業の一つです。

研究テーマ:随伴性に基づくペダゴジカル情報基盤の創成
研究代表者:開 一夫(東京大学)

主たる共同研究者:
橋田 浩一(東京大学大学院情報理工学系研究科)
河本 満(国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間拡張研究センター)
加茂登志子(日本PCIT研修センター)

研究概要:
本研究では、「教え教えられる」という人間にとって根源的能力をサポートするための情報基盤―ペダゴジカル情報基盤―の構築を目的とします。具体的には、母子間相互作用、中高生のE-Learning、大学生のゼミ授業の3つの「学び」場面を題材として、これらに通底する学習者と教示者間の随伴的インタラクションを、脳機能計測・ウェアラブルセンサ・音声画像処理・PDSなど先端技術を有機的に結びつけることで、計測・蓄積・活用するための情報基盤を構築します。

 

加茂グループの役割は大きく分けて2つです。1つは、臨床的に治療効果が実証されている親子相互交流療法(PCIT)による親子のインタラクションの変化を特定する指標を確立すること。ここには日本の臨床事例におけるPCITの効果研究も含まれます。もう一つはPCIT新人セラピストのより良い学びのためのシステム(Train the Therapist System:TTS)開発です。